価値のつくり方。メリットからベネフィットへ

更新:2024-09-28

 

メリットとベネフィット、同じように感じますが、マーケティング観点で違いがあります。決断の心理に影響しますので、プロモーションされる方は言葉を使い分けると便利です。
 
(使い分け)

1、メリットは、商品やサービスの価値。または特性・特長。
2、ベネフィットは、人に影響を及ぼす恩恵。強めると利益。

 
メリットはベネフィットのためにある。そんなイメージでしょうか。
 
 

■メリットは商品が生み出す特性

たとえば、掃除機に高度な技術が備わっていたとしても、それ自体は人の生活に影響を及ぼしません。先日母親にプレゼントした日立の「ラクかるパワーブーストサイクロン」を例に挙げますと‥
 
▼価値(メリット)

驚きの軽さ1.3kg
抜群の吸引力
モーター内蔵。最上位クラスのヘッド
LEDライト付
水洗いできるダストケース

■特性から人への恩恵がベネフィット

機能面は分かりました。ただそれが人の生活にどう影響するのでしょう。技術力を問いても自慢で終わってしまうので、それにつながる恩恵を見つけてみてください。
 
▼恩恵(ベネフィット)

力のない高齢者でもストレスなく使える
短時間でお部屋が綺麗になる
細かいゴミ・髪の毛まで、しっかり吸引
暗いテーブルの下など、ゴミの取りこぼしがない
簡単に洗浄。いつでも清潔に保てる

■掃除の時間が短縮。よって母の家事が楽になった。

たまにメリットとベネフィットがごちゃ混ぜのプロモーションを見かけます。技術者と営業マンのフィールドを分けると理解しやすいです。

上手なプロモーション

「機能」+「利益」=「価値」=「興味」。決断してもらう際の口説き文句にどうぞ!

 
双方の相関を表にしておくとイメージしやすいです。営業の際は、表を見せながらの交渉がおすすめです。
 
いかがでしたでしょうか。サービス業の場合、ベネフィットが見えにくいのが難点です。特性をイメージできる商品を思い浮かべると、ベネフィットが見えやすいです。ただ利益だけ訴えても、機能(理由)がなければ信憑性ないですよね(^^)特性は突き詰めれば見つかると思います。それをいかに消費者の悩みや困りごとにつなげるかが鍵ではないでしょうか。

ニーズの種類を知る

1、顕在(けんざい)ニーズは、見えている要望。いわゆる需要。

 

2、潜在(せんざい)ニーズは、今は把握していない、今後その人にとって役立つ有益になるであろう要望。定義しにくいですが、供給過小な部分、御社独自のニーズをさらに深掘りした部分とか‥。

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